2012年08月01日

弦が錆びる原因と対策(調湿剤)

2013年8月21日追記:1年使った調湿材を再生させる記事を投稿しました↓


ギターの弦はニッケルなどの金属で出来ています。
金属ですのでいずれ必ず錆びるわけですが、出来るだけ錆を防いで長持ちさせたいもの。
というわけで、錆びについて考察してみます。

金属が錆びるのに必要な要素は、3つあります。
  1. 塩化物イオン(手汗とか)
  2. 水(湿気)
  3. 空気(酸素)
…逆に言えば、これらの要素を排除すればサビを防げるという事に。

1番目の要素である【手汗】については、ギターを弾いた後にクロスでよく拭く事である程度ぬぐい取れます。
では、2番目の要素【水分】を取り去るにはどうしたらいいだろう…というわけで、過剰な水分を吸ってくれる楽器用調湿剤を買ってみました。

DRY CREWのパッケージ
今回買ったのは、グレコのDRY CREW(ドライクルー)オレンジ。
オレンジの香り付きです。
楽器用の調湿シリカゲルは、単なる除湿用のシリカゲルとはちょっと違い、湿度が高い時には湿気を吸い、逆に湿度が低すぎる時には水分を放出して、ケース内を最適な湿度に保つらしい。
使用期限は6ヶ月〜12ヶ月。

調湿剤本体と注意書き
本体はこんな感じ。
白い和紙のような紙で出来た袋の中に、シリカゲルが入っている仕掛けです。
見た目的にもサイズ的にもホッカイロに似ています。

この調湿剤を、前回弦を張り替えた時(6月16日)からハードケース内(ネック根元の裏のスペース)に仕込んでいます。
とりあえず現段階で確実に言える事は、ハードケースを開けた時に何となくカビ臭かったのが無くなりました。
(が、代わりにオレンジ臭くなりました^^)

47日経過してもまだ錆びていない弦
そして、弦の寿命は明らかに延びているように感じられます。
弦を張ったのが6月16日ですので、本日8月1日時点で47日間(=約7週間)経過している事になりますが、上の画像の通り、プレーン弦がほとんど錆びていません。
いつもならば弦を張ってから4週間もすればサビが浮いてくるのですが…なんという違い!
この分だと、あと2〜3週間はいけそうな気がします。

これは邪推かも知れませんが、楽器業界が調湿剤をあまり派手に売り出さないのは、もしギタリスト全員が調湿剤を使うようになったら、ギター弦の売れ行きが半減してしまうからではないでしょうか。
そう勘ぐってしまうほど、調湿剤による弦の長持ち効果は絶大です。
ハードケースにギターをしまっている方は、ぜひ。



フェルナンデスの調湿剤のレビューコーナーにも「ネックの乾燥度合いや弦のさび具合に差が出たように感じます」という記述があります。

関連記事:
結露の実験 - ケース内温度が室温に馴染むまでの時間を計測してみた
posted by よしとも at 05:18| Comment(0) | 日記
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