2013年02月03日

イジメ問題の生じやすさを組織の構造から予想する方法

―――ここは小さな無人島。
A君とB君の2人が、わずかな食糧を手に、流れ着きました。
その食糧とは、あんパン10個。

このとき、もしA君が、あんパンを6個取ったら、B君の分は4個です。
A君が、あんパンを8個取ったら、B君は2個。
この状態を、
「パイは一定である」
と言います(パイは丸いので切り分けたり分配するものの例えとしてよく使われます)。
奪い合いの喧嘩が起きるのは必至であるように見えます。

その予想に反して、なんと、A君は釣りを始めます。
無人島を取り囲む広大な海には無数の魚が泳いでおり、いくらでも釣れそうです。
A君は10匹釣って、その魚を焼いて食って満足しました。
そして、A君に釣りを教えて貰ったB君も、自分で10匹釣って満足しました。―――


この作り話は、パイが一定である場合には限られたパイを奪い合う為に闘争(あんパンの取り分を巡って勝つか負けるかの戦い)が起きるが、開拓次第でパイの総量そのものを増やせる場合には参加者全員が満足(A君B君がともに魚をたくさん釣って満足)する事がありうると示唆しています。

現実世界における学校や部活や職場のイジメは、限られたパイを奪い合う組織構造である事が一因である場合があります。
たとえば、
「お前がこの軽音楽部の部員10人の中で1番楽器が巧い。だから俺達はいつも2番手以降になってしまう。俺達も目立ちたいのに、お前のせいで1番になれない。なによりも、顧問の先生がお前だけをひいきしていて許せない。だから俺達はお前をいじめてやるのだ」
といったパターンです。

では、このパターンで虐められている人は、どうすればいいか。
限られたパイを奪い合う小さな世界を捨てて、パイを増やせる大きな世界に飛び出すのが1つの方法かも知れません。
「部活内で何番とか、そういう小さな座は捨てて、社会人サークルに紛れ込む事にした。勝った負けたにこだわるのではなく、自己の向上を目的に切磋琢磨しあう大人達の世界で伸び伸び音楽活動できて、むしろ部活のときより楽しい」
といったハッピーな展開を迎えられるかも。

※書籍『ハッカーと画家』の97ページと116ページあたりに、「パイは増やす事が出来ず一定であるはずだと多くの子供は誤解しがちである」といった事についての記述がありますので興味あるかたはどうぞ。
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posted by よしとも at 09:03| Comment(0) | 日記
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