2013年08月20日

前回より上手にインレイ浮きを自力修理する

今回は、ポジションマーク(インレイ)の浮き上がりを、修理してみたいと思います。
修理するフレットはこちら↓

フレット浮き(0.5mmくらい)

第9フレットです。
1ミリに満たない浮きですが、ちょっと無視出来ないレベル。
修理というと何だか大げさですが、ようするに接着剤を流し込んでくっつけるだけです。

実は、このギターのインレイの再接着は今回が初めてではありません。
前回のチャレンジはこちら↓前回は第5フレットのインレイ再接着を試みたのですが、派手に接着剤がはみ出てしまい、跡が残ってしまいました。
その画像がこちら↓

盛大にはみ出した接着剤の跡

その反省を活かし、今回はひと工夫してみました。
どんなひと工夫かというと、こんな感じ↓

マスキングテープで指板をガード

接着剤のはみ出しを最小限に抑えるため、指板をマスキングテープで養生してみました。
こうしておけば、たとえ接着剤が派手にはみ出してもローズウッドの木目(導管)に染み込む事はないだろう、という狙いです。



ちなみに、インレイの上に接着剤がついた場合には比較的簡単に剥ぎ取れるので、インレイを養生する必要はありません。

接着剤を流し込みクランプで挟む

前回同様、液状の瞬間接着剤(木材とプラスチックの両方に対応した多用途タイプ)を流し込んだ直後にクランプで挟みます。
このとき、クランプに透明のポリシートをかぶせておきます。
これは、ポリを接着出来ない接着剤の性質を利用したもので、ポリシートをつけ忘れると、クランプも指板に接着されてしまいます。
10分後にクランプを外すと、こんな感じ↓

クランプを外すと接着剤の跡が

あとは、ヤスリで接着剤の跡を剥ぎ取るだけです。
前回は参考にした書籍に記されていた通り800番の紙ヤスリで磨いて接着剤の痕を取り除きましたが、あまりにも磨きづらかったので、今回は#0000(番手)という極めて細かい楽器用スチールウールで磨きました。↓



このとき、指板の木目に沿って磨く事が重要で、木目に沿った磨き傷がついている分には不自然ではないのですが、木目と交差する方向に傷が入ると目立ってしまいます。

今回のはみ出しはこの程度

磨き上げるとこんな感じ。
前回同様、接着剤がはみ出してはいるものの、マスキングテープが貼ってあった部分までは浸食されていません。
ということは、もっとインレイギリギリにテープを貼れば、接着剤の痕跡ゼロも夢じゃないかも(!?)

弦を張った状態

弦を張ったら作業完了です。
インレイ浮きの症状はほぼ完全に直りました。
失敗すると取り返しのつかない一発勝負ですので、真似する場合は自己責任でおねがいします。
posted by よしとも at 00:17| Comment(0) | 日記
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